はじめに
自然の災害が起こったとき、一番身近なコミュニティである町会は大きな力を発揮します。
例えば関東でいつ発生するか分からないと囁かれる大地震が発生した時を想像してください。
町会で防災に取り組んでおけば、災害が起きたその時から連携でき、行動できます。
区役所の方も、災害発生後、しばらくしたら避難所に応援に来てくれますが、各避難所に割り当てられている人数は数名です。
災害時に、その数名の職員が何百人もの避難民に対して適切な指示ができるでしょうか?
そもそも、町会外に住んでいる区役所の職員は避難所までたどり着けるのでしょうか?
はたして都や国から円滑に物資が届くでしょうか? 届くのは何日後でしょうか?
大きな災害であればあるほど、都や国からの救援は遅れるでしょう。
そのため、我々の町会では防災に力を入れて取り組んでおります。
地震や火事などの災害において適切に対処できるように行動できること。
都や国からの救援があるまでに必要日数の物資を必ず保管しておくこと。
いざという時に互いに協力しあえるようにするには、日頃からのつながり作りと定期的な訓練が欠かせません。
防災訓練の様子
いざというときに備え、自助と共助の力を身につけることを念頭に防災訓練しています。
仲町会では、地震やその他災害の発生に備えて防災訓練を実施しています。
起震車体験、心肺蘇生訓練やAED取扱い訓練、消火器による初期消火訓練、身近なものでの担架作りと搬送移送訓練、炊き出し訓練など充実した内容の訓練を体験できます。
防災訓練を通じて、住民一人ひとりが自身を守る “自助の力” や日頃から顔見知りの近隣住民同士が協力しあう “共助の力” を意識し、いざというときに備えましょう。